習った順番は足し算が先だった
小学校に通い出し、さんすうの時間に足し算を習って、次に引き算を習った記憶がある。現代の子供達は小学校に上がる頃には掛け算割り算くらいできそうだが(想像)少なくとも僕の時はまだ足し算、引き算で始まった。 別に今日は数学の話をしようというわけではなく、僕の趣味のひとつ「整理整頓」の延長線上にある、人としての「引き算」の重要性を書いてみようと思うんです。
例えばスマートフォンやパソコン
目に見えるものでも、内部的なものでも我々の端末は以前とは比べものにならないようなハイスペック、ビッグストレージを実現し、データ通信の高速化やセキュリティの強化によって色々なデータをリアルタイムに意識的・無意識的に「蓄積」して行きますね。
これを今日の話題では「足し算」と表そうと思うんです。
人間も日々生きている。言い換えれば1分1秒で「足し算」を行なっていると言えます。もう本当毎日毎日足し算です。 有益でも無益でもとにかく経験や情報を「足し算」し続けます。 ハムスターが口いっぱいに頬張っているかのように、我々は本能的に「集める」「足していく」ことがおそらく大好きなのでしょう。
これがちょっとオーバーになってくると部屋は散らかり始め、スマホやパソコンもストレージオーバー、頭の中も情報量は多いがアクセス不能みたいな状態になる。
でもこれって当たり前のことですよね。
本能として、習性として「モノを集めたがる」ことと、「集めたモノを使いこなす」のは、スキルとしては全く別物です。
我々は日々、「ニュートラル」に経験や情報を蓄積していきます。まあ半自動ですね。つまり足し算は「無意識にできる」と言えます。
しかしそれらを真に使いこなすために必要なこととは取捨選択であり整理整頓であると思うわけです。これは「引き算」にあたる行為。
意図的でなければ効果の現れない「引き算」を意識的に行うことはとっても大切だと僕は考えています。
いきなり頭の中の取捨選択や整理整頓をやれと言われても無理があるでしょうけど、例えば、端末内のいらない情報をきっちりと整理整頓してみたり、お部屋やデスクの上を取捨選択するところから始めてみるのです。
それは現在進行中のプロジェクトでも企画書でもなんでもいいですが、ただ足し算を繰り返して行っても、「誰でもできること」の域を脱することは難しい。
洗練されたモノとは須らく「余計・不要」なものをストイックなまでに排除してあるものです。
余計な情報があるせいで伝達効率も鈍ります。
とにかくいるものといらないものに分ける。そして意図的に捨てる。
「引き算」を意図的に行うことがとっても大切です。
それは料理でも遊びでもメールでも電話でも運転でも本当に何にでも当てはめることができます。
そしてそれをすんなりできる人というのはとても貴重だったりします。
誰でも簡単にできる具体的なメソッドをぜひお試しあれ。
※この記事は2018年5月11日に投稿したものとなります。おかげさまで読者様が増えて参りましたので、今後定期的に過去記事をご紹介させて頂きます。
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