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値上げではなく「値段改定」としよう

ネガティブに捉えてはダメ

天候不順による野菜価格の高騰もようやく落ちついてきた。

天気が悪ければ作物の生育が悪く、収穫量が減少するので、単価をあげて利益を確保しなくてはいけないのは当然だし、そうしなければ時期の作付けにも影響が出て農業を経営し続けることが難しくなる。 現在日本では農協が旗振りをし農家に「全量出荷」させ、流通量を管理することで、農作物の価格を調整している。収穫量が少なければ価格で調整せざるを得ないということだ。

消費者物価の緩やかな上昇はぜひ歓迎したい。もちろん適正なものでなくてはいけないのはいうまでもないが、「まずはそこから」なのである。

内閣府の月例経済報告では「横ばい」から「緩やかに上昇」となった。

色々なものが少しづつ「高く」なるのは目先としては厄介でも長期的な視点においては良いことである。

物価が上昇するということはそれに伴って賃金も上昇する。そうして市場に出回るお金の絶対量を増やすことで、相乗効果的に経済成長を加速させる。

結局のところ、複利運用の恩恵にあずかれるような作戦でなくてはいけない。

有名企業が「恐る恐る値上げ」という感じが非常によろしくない。もちろん消費者が値上げに対する嫌悪感を持つことを恐れてのことだが、それをキッチリ説明してあげれば良い。

堂々と「当社は利益増大・消費者に還元の観点から価格を改定いたします。」という。

「日本製は激安・高品質」 は時間軸的には無理があるのだ。

利益のほとんど出ない商品を開発販売するのに、人件費を多く割けないのは道理であり、堂々と利益を追求すれば良いのである。

日本人は無知であるがゆえ、無意識的に「高いものは高品質」と思い込んでいる節があるが、日本の生産者もその期待に応えようとする気概は持ち合わせている。

一応信頼関係がベースの土壌は用意されているのだから、「値上げ」にネガティブになる必要はほとんどないのだ。

むしろ安売り、値下げ、だと「なぜ価格が下がったのか。良くない商品なのかな」とイメージがつき、長期的な展望はどんどん暗くなっていくだろう。


去年発売されたiPhoneX は定価が約1000ドルだった。そして粗利益率は約64%

それでも買う人は買うし、購入者はその価格を支払った分の見えない満足感を得る。最初こそ高すぎると話題になったが、結局他の大手もそういう価格帯の製品をどんどん投入している。

結局アップルの戦略はハマったのだ。

市場の価格常識をぶち破り、ほかの企業もそれに巻き込まれ、価格水準が上昇した。

それで良いのです。

自動販売機の飲み物が200円でも良いのです。(街中に冷蔵庫を設置管理するのはとても大変だと教えましょう) 牛丼は大手3社共通で500円で良い。

同業、ライバル社間で口裏を合わせ、協定を結び、価格水準をもっと高利益モデルに変更する。

値下げ合戦で得をするのは消費者・企業ともに誰一人としていません。

値上げ合戦は結構いいかも。

きちんと利益を確保するというのは当たり前中の当たり前です。

そしてその利益をより良い商品開発や、従業員、株主に還元して循環させなくてはいけない。

「値上げ」が気に入らないのであれば

「値段改定」として、理由を堂々と「利益増加の為」と言えるような強い企業がこれからどんどん出てくれば良いなと思います。

 

ぜひこちらもお読みください 集積した情報に、意思は宿るのか。宿せるのか。


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