スペシャリストとゼネラリスト 今はどっちだ

求められる「人材像の変化と経済」

結論から言うと現在最も価値のある人材というのは、ゼネラリズムを持つスペシャリストとでも表現しましょうか、広い知識と経験を持ちながら、特定分野において特別な実力を持つ人材です。

日本の経済成長を支えたのはリーダーと各分野のスペシャリストたち。その礎を広く運用したのはゼネラリストたち。そして今後はそのハイブリッドが世界を動かすはずです。

現代の情報化社会の賜物

昔、手に職を持つという言葉の通り、一つの分野で戦えるレベルまで習得するのには本当に時間がかかりました。「餅は餅屋」です。

例えば職人さんたちは中学、あるいは高校を出てすぐに親方の元に弟子入りし、日常業務の中で、経験を通してその技を習得してゆきます。親方も自分が教えてもらった方法で弟子と接しますので、マニュアルなどは基本的になく、多くの場合、「習得のために時間を味方につけて指導を行う」ことが一般的でした。

そして一人前になる頃にはもう随分時間がすぎていますが、手に職がついていますので、その技で体が動く限り稼ぐことができます。

技術職は師事して学ぶものであるのが常識となっているのでしょうがないことではありますが、その結果生まれるのは時間をかけたスペシャリストということになります。

その分野では絶対に負けないと自負するその能力は一朝一夕のものではないので、その価値もある程度担保されます。

では最近まで求められていたゼネラリストとはどんなものだったのかといえば、スペシャリストとクライアントを上手に誘導し、中間利益を得たり、より物事を効率的にするためにマニュアルを作ったり、時間を管理したり、物事を今までよりもスムーズに行うために活躍しました。

広い知識を持ちますが、何かを自分一人で完成まで持っていくことは技術不足も手伝って難しい。ことをなす時は常に専門家の力添えが必要で、そこには常にコストがつきまといます。


ゼネラリズムを持つスペシャリストとは。

なんだか新しいタイプのように感じますが、実はこのタイプはずっとずっと昔から世界中にいました。少数でしたけど。

簡単にいうと、リーダーのことです。

どの分野でも社長やリーダーはだいたいこのタイプに属します。

特徴としては、自分のやりたいことや、芽の出そうなことに取り組むうちに自分の両手両足では足りなくなり、人に自分の手足の「補い」を依頼するようになります。

前述したゼネラリストのマネジメントではなく、主従関係のはっきりした体系を作りますので、自分の利益追及のために人材を使うことができます。

そんな社長やリーダーもそんな能力を生まれながらに持っているわけではなく、合理的に物事を突き詰めると絶対にこういう風に完成するのがひとつの理由です。

例えば自分が心血を注げるほど熱中できる分野を自分一人で突き詰めていく過程の中で、形になるかもわからないのに必要な知識や技術を外注しようとする人はほぼいないでしょう。 自分で調べて、行動し、活動していく中でその活動を収益化していきます。

この時点で

ただ技術を習得するためだけに時間を使った人とも

ただ知識を習得するためだけに時間を使った人とも

習得しているものが違います。


技術をお金に変えるのには知識が必要で、知識をお金に変えるためには技術者の協力が必要です。

それぞれに特化して成長することでの利点は大いにありますが、今後はそれだけではダメです。

自分のスペシャルな技術を活かすための広い知識

自分の知識を自分で収益化する技術

それらを求める必要があるのです。 それが今後のキーワード。

現在は必要な技術も知識も一昔前とは比べものにならないくらい短時間で習得できる環境が揃っています。 そしてあらゆるインフラがしっかりと整備されつつある今、それらにほとんどコストがかからない時代となりました。

道具を揃えるだけで数年かかる ようなことはもうほとんどないのです。

つまり誰でも望めば必要な技術も知識も得ることができる時代。 そしてそれが当たり前の時代がきます。

雇用を前提としているのであっても、技術者が技術しか持っていないならダメなのです。知識人が知識だけあってもダメ。

もう全員すべからくリーダー、社長になれる資質を持つ必要があるのです。

今後機械に仕事を奪われていくのは、間違いなくどちらかに特化した人材です。

仕事を失ってから考え始めるのは手遅れです。時間が圧倒的に足りません。

 

あなた自身はスペシャリスト?それともゼネラリスト?どちらに属していますか。


※この記事は2018年3月19日に投稿したものとなります。おかげさまで読者様が増えて参りましたので、今後定期的に過去記事をご紹介させて頂きます。

TALK BACK  読者様の暇つぶしになれば幸いです。

 

ぜひこちらもお読みください 両立する 言い換えるなら 二兎を追うということ


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