残業 について思うこと ルールと実情の混濁

正しく認識しているのか

世間ではやれホワイトだブラックだと騒いでいる。どんどん残業という言葉にクローズアップされ、もはや悪認定。上司も部下に残業を指示することがどんどん億劫になってしまう現状。 もう一度なぜなにを復習しても良いのではないのだろうか。

しっかりと分類し、考察を経た問題提起でなければ、それはただのダダであり、子供のそれとなんら変わらない。 「みんなが嫌がっているから私も嫌」では完全なる思考停止と言わざるを得ない。

企業はそもそも残業させたくない

個々の企業が行なっている業務(社員に行ってもらう業務)とはその企業の方針に基づく商売の方法です。 理解している一人ではできることが限られてしまうので、社員を雇用して、分担作業をすることでより効率的に業績をあげようとする集合体です。

ですから、企業心理としては24時間フル稼働で成果を上げ続けたいと発案するのは至極当然の考えであり、時間が24時間刻みで日をまたいでいく世界の決まりの中でそれが最大効率と言えます。

が取引先の問題や、従業員の確保、諸々の事情からほとんどの企業は明るい時間帯にフォーカスして業務を行います。

そして1日にたったの3分の1の時間しか稼働しない現代の企業像が決定づけられました。

これは完全に狩猟、農耕民族的発想で、当時は明るいうちしか作業ができないから仕方なくそうだったのであり、現代では仕事によりますが、ほとんど全ての業態で夜間の仕事は条件を達成することで可能です。

ではなぜ3分の1の時間しか稼働しなくなってしまったのか。 これは単純で、国が「1日8時間しか従業員を働かせてはダメだよ」と決めたからです。

そして「止むを得ず8時間を超えて働かせるならば、割増賃金を支給して納得してもらいましょうね。」

でも「残業の時間もこのくらいが限度ですよ。」

とルールが決められました。

まあ人間の耐久性や、精神衛生を考慮すれば妥当な数字であり、納得可能なルールではあります。


自分の会社だったとしたら

僕が起業して働き始めた時は一日何時間働いているかなんて全く頭になかったですね。 やったらやった分だけ会社が成長して行くのが楽しくて嬉しくてしようがなかったです。

誰でも自分ごとになるならそんな文句はつけないのです。

 

残業が慢性化して、従業員がヘトヘトに擦り切れてしまうのは完全に企業が悪い。

これは間違いのないことです。

会社の業務の量と1日8時間でそれをこなすことのできるシステムが足りないか間違っています。 この場合、従業員は選択を迫られます。

そのままその企業に活路を見出して働き続けるのか。あるいは転職を検討するのか。

それは雇用される側に最低限担保される自由であり、拘束される類の権利ではありません。 もしも嫌々ながらに雇用され続けなければいけないようならほとんどの場合自分の方に問題があります。

次の仕事を見つける自信がなかったり、理由は様々でしょうけど。

会社は万能ではありませんので、望みを全て叶えることはできません。

社長が派手な暮らしをして、従業員がヘトヘトみたいな会社は救いようがありませんけど、業績と業務内容を天秤にかければそれが適正なものなのか判断は容易です。

見直すことのできることもたくさん見つかるのかもしれません。

1日8時間の業務で完了するようなシステムをどの企業も求めます。それが現代の雇用事情的に最も効率よく収益を上げることのできる雛形だからです。

企業側も残業させたくない。 従業員側も残業したくない。

それでも残業しなくてはいけない時というのは「機会損失が残業をさせるための費用を超えてしまう時」というのが健全な残業と言えるでしょう。

その場合、社内のコンセンサスが取れていれば誰も文句など言わないはずです。


会社も体力がなくなっていて社員の厚意に甘えるような格好で残業を強いているような場合、それは必ず不満として蓄積されます。

もしも置かれている状況がそのケースであれば、システム変更や転職を視野に入れて動くべきです。

ですが残業に意味を見出せる場合、それは決して徒労ではなく、嬉々として取り組むことができるはずなのです。

ご自分の企業に当てはめて考えてみるのはとても良いことです。

ボランティアではない企業側に対して、感情的な要求が通ることはほとんどありません。しかしその提案が残業を減らし、成果をもたらすような改革だった場合、企業は間違いなくそれを採用するはずです。

良い残業なのか

悪い残業なのか

分類し、考察してから全てが始まりますし、始めなくてはいけません。

自分を雇用してくれている企業を感情論で非難するのはただの裏切りです。

そして常に転職の扉も開いています。それこそ自由そのもの。

 

決してやり方が子供のそれにならないようにしましょう。

恥ずかしいことですよ。


※この記事は2018年3月14日に投稿したものとなります。おかげさまで読者様が増えて参りましたので、今後定期的に過去記事をご紹介させて頂きます。

TALK BACK  読者様の暇つぶしになれば幸いです。

 

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