クリスマスのケーキ、お正月のお餅
人間はイベント事が大好きです。なんだか気分が良くなるし、ほかの人も嬉しそうでこちらまで楽しくなります。
イベント事で楽しく過ごすためにはそれ以外の平常運転時にどのように過ごすかが大きく起因しています。
それはビジネスの世界でも基本的な構造は一緒です。
必須ルーティンの模索
上司や経営者の口癖は「結果を示せ」「数字を出せ」である場合が多くリーダーの発言としてそれは決して間違っていません。
しかしそれを言われる方の大多数が本質の部分を曲解しているように感じます。
結果や数字にこだわりすぎてしまって、それに到達するまでのプロセスが反復力のない一過性のものになってしまっていることから、どんどん自分自身を追い込む格好になってしまい最終的には結果や数字が出せなくなってしまうという状況です。(出せていた理由がわからないから)
上司や経営者が言葉足らずだと仰るのならそれはあまりにもセンスがありません。
結果や数字を出し続けるというのは一人一人独自の成功方法のルーティンであったり、向上心をガソリンとし、的確な反省と分析から生み出されるアイディアなんかが絶対に必要なのです。
そんなところまで上司や経営者が指示しないと動けないのであれば、アルバイトを雇用してマニュアルを作成すれば良いのです。
そして彼らは自分自身で考えて行動し、「結果」や「数字」を運んでくる社員を評価するのです。普段からそういう風に行動することが癖づいている方は査定で高評価を得るでしょうし、ヘッドハンティングや、昇進も非常に早いでしょう。
できない人が大多数だからこそ少数派の彼らは高く評価されます。
成功体験の反復
クリスマスもお正月も瞬間的に楽しい時間です。
それはビジネスマンに置き換えればひとつのプロジェクトを完遂し、納得のゆく結果や数字を発表する瞬間でしょう。
然るべき評価を得、ちゃんとした反省と良かった点が分析できていて、次のプロジェクトでの新しいアイディアも浮かんでいます。目的を達成し、報告が済んで、「片付け」が終わって初めてサイクルとなります。
そしてそれが終わればまた次のクリスマス、お正月に向けての平常運転が始まります。
クリスマスやお正月が(結果や数字)が楽しいものになるためには徹底的にプロセスが大切なのです。
宝くじに当たったとして、説明できる明確な成功理由はたったひとつです。「買ったから」
それではその成功を反復することが難しいのは誰でもわかります。
成功の反復にはそれ相応の反省と分析、向上心にあふれた気持ち全てが必要なのです。
常に素晴らしい成功体験にはとても薄暗く苦しい時間が最後までつきまといます。それを正攻法で突破して初めて血となり肉となります。評価というガソリンが次への活力になるのはいうまでもありません。
僕が大好きな漫画の主人公の父親はこう言いました。
「目的地(目標)に向かう道中を楽しめ。自分の本当に大切なものは目的地(目標)に到達する前に全て揃った。だからお前も精一杯道中を楽しめ。」
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