ソフトバンク の通信障害に思うこと2

ことの重大さと無頓着

昨日の午後、この国で起こったことはこれから将来に向かっていくにあたり、最も警戒しなくてはいけない事柄の一つであるのはいうまでも無い。1消費者には全くと言っていいほど争うすべの無いインフラの凍結。たまたまインターネットと携帯電話の通信インフラが別だったから「なんてことなかった」だけであり、将来を見据える上でこれほど良い検証材料もまた見当たらないのでは無いか。

未来は簡単に予想できる

どんな業態でもそうだが、一応の終着地点はリユニオンだ。現在分かれているインターネット通信と携帯電話通信は「統合」されるのが最も望ましい。コスト的にも利便性の面でもそれは確かなことだ。もちろんその前には「利権」という前古の壁が存在するがそれは世論が後押しすることで突破できるだろう。歴史が物語る判例は御多分に漏れることは滅多に無い。

では「そうなった」と仮定した時に今回のような「シャットダウン」が起こったとしたら、どうだっただろう。現在の携帯電話ネットワークというのはほぼほぼ「プライベート」なものだ。日本人は公私混同を嫌いがちなのでその度合いは欧米諸国に比べると顕著かもしれない。つまり自分の携帯電話の通信網で「仕事の重要な部分を担う」ようなことをほとんどの日本人がしていないのだ。

なので平日の午後の数時間携帯が止まろうと、なんてことなかったりする。

インターネット通信の方で今回のようなことが起こったら果たしてどのようなことになっただろう。携帯がプライベートに対してインターネットはパブリックであるのは間違いない。 経済損失はまさに1秒ごとに途上国の国家予算レベルで発生し取り返しのつかない「破綻」に向けてまっしぐらとなるだろう。

ニュースで度々取り上げられる「サイバーテロへの懸念」なんて大多数の人間が右から左なのだから、「いざその時」を迎えた時にその被害度は未曾有のものとなる。

これはまさしく「警鐘」そのものだ。

インターネットインフラによって統率されている国民が「孤立」してしまい、距離、時間的な問題を「物理的に」解決することに慣れていないわけだから必然と「パニック」が発生する。しかもその規模は地震で津波がどこどこの街に来たというレベルを「瞬間的」に超える。 昨日の「ダウンマップ」を目にした人も多いだろうが、自然災害の「比」では無い。

もちろん自然災害に比べ「尊い人間の命」に関わるまでには時間がたっぷりあって、そこを天秤にかけるつもりは毛頭無いが、人間の敵は人間。人間が作り出したテクノロジーが最も人間を苦しめる。

日本、果ては世界レベルまで「秒」の速度で波及するこの問題は世界の富を「秒」で消し去るほどあまりにも強大な脅威なのだ。

頭の悪い政治家が「重大事故」などとマニュアル対応しているようだが、ちゃんちゃらおかしい。のんきにもほどがある。いざそうなってからでは対応などできない。 焼け野原を経験した国民の代表とは思えないほど稚拙で言葉もない。

人間が作り出したものが制御不能になった時、文字通り世界は「震撼」するのである。

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