ニーズに応えるということ

求めているものを想定し、提供できるか

世界中のビジネスマンがこの究極の問題に日々取り組んでいる。お客様のニーズは実に難解で、不確かで、傲慢だ。それでも自分がこの道を選んだ以上はそれに立ち向かわなくてはならない。僕なりの考えだけど、ニーズというのは「先に応えて差し上げるもの」と認識している。誰でも経験があるのではないだろうか。如何にも良さそうな商品を、開けてからガッカリする現象を。

ニーズには先に応えなくてはいけない。

ガッカリ現象を体験したお客様は2度とその商品を手に取ることはないだろう。しかしながらそれを販売した業者は「それでも良い」と考えている。これは現実にそうだ。そういう業者は絶対に自社製品をプライベートで使ったりはしない。それが「食品」だったとしても「絶対に食べない」裏では「食えたもんじゃない」なんて言っているはずだ。

圧倒的な人口とその中で「一回でも売れれば良い」商売が氾濫している。

僕は決してそのような商売をしたくないと思ってきた。小さい頃少ないお小遣いを貯めて買ったおもちゃが、全然期待はずれどころか、完全なる粗悪品で、おさな心は完全に傷つけられた。やりようのない怒りと悲しみが今でも思い出される。

僕のところから何かを買いたいと思ってくれるお客様はどんなものを欲しいと思っているのか。それを考えるのはいつも楽しい時間だった。そしていつも答えが出ると僕は戦慄した。その難易度が僕の限界を超えていることがしばしば起こったからだ。

それでもなんとしてでも僕はその限界を超えて、「僕が僕である証明」をし続けることでしか、ニーズに応えられないことを知っているし、そうしてきた。

自分で決めて、自分で苦しむ。そして誰にも真似できない何かに到達できたとき、僕もお客様も幸せになれるのだ。

「ニーズに応える」というのは生半可なことではない。

「頑張ればどうになかる」類のものではない。

いつか僕もとうとう自分が設定した目標を達成できない時が来るのかもしれない。でもそれまでは自分を誰よりも信じて戦い抜こうと思う。

そうやって勝ち取った何かは他の誰にも奪われない僕の宝物になるのだから。

いつでも冒険に出かける前の晩は興奮して眠れないものだ。


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