ビジネスの拠点 についての考察

絶対的に解消できないのは出社と距離

「お勤めする」ということは基本的には会社に出向いてそこで仕事をする。ということだ。一部例外はあるにしてもほとんどこれに当てはまるだろう。何を当たり前のことを言っているのだ。という声が聞こえてくるような気がするが、果たしてこれからの将来、オフィスというものにどれほどの価値を担保し続けられるのかという疑問をどうしても解消できずにいる。

なぜ、オフィスが必要なのか。

この問いに正確に答えを出せる人はいないだろう。「体裁」という言葉を使用不可にしてしまえばなおさら難易度が上がるし、これはもう暗黙の不可分と言って良い。

「信用」という考えももちろんあるだろう。都内の一等地にオフィスを構えているというだけで、ほとんどの一次審査はパスできるのだから。

しかしそれらの考えはこの先どんどん廃れていくと僕は考えている。するとどんなことが起こるのか。それは地価の暴落(現在の価格から見て。適正価格に落ち着くと言い換えてもいい)だ。現在の東京の地価はべらぼうに高い。「プレミア価値」と言ってもいい。  ではなぜ東京の地価が高いのか。それは東京で働く人が多いからだ。なぜ東京で働く人が多いかといえば、東京に一流企業が多くオフィスを構えているからだ。通勤時間の短縮におそらく一番お金がかかっていると言い換えても良い。その生活圏内で買い物や行楽が滞りなく行われ、利便性もそのまま地価に上乗せされている格好だ。

では「通勤」しなくても良いとなった時に、果たしてそのクソ高いマンションに住み続ける人はどの程度いるのだろうか。小学生レベルの算数ができる人ならばまず間違いなく引っ越すだろう。

皆さんも少しだけ考えてみてほしい。ご自分がオフィスで行なっている仕事は「オフィスにいなければできないのか?」ということを。

もちろん明日からオフィス無しでというのは相当に乱暴だし、取り決めやシステムづくりなどいろいろな事を経て行かなくてはいけないが、もはやオフィスというのは全時代的な代物であるのは明らかなのではないかと考えている。

月間に数千万からの賃料を払うメリットが逆転する日は近い。

いかがだろうか。大いなる無駄からの脱却はいつの時代も恐怖と隣り合わせだ。しかし恐怖に打ち勝った順番で勝者が生成され、次の時代を率いることとなる。生産、物流、ネット、これらインフラの成熟度を鑑みるに、十分現実味を帯びてきたと考えるのは僕だけではないはずだ。

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